チベスナノート

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2022-10-01から1ヶ月間の記事一覧

阿部龍蔵『物理テキストシリーズ6 量子力学入門』の個人的まとめ

論理展開 第1章 量子力学は解析力学の言葉で記述され、また解析力学とよく似た形式をとる。よって、まずは解析力学を軽く復習しよう。 質点が平衡状態にあるとき、任意の微小の仮想変位に対して、仮想仕事はゼロになる。このアイデアは束縛条件があるときに…

フーリエ解析をお勉強したよって話

色々参考にしたのでそれぞれ記事書くよりかは1本に纏めたいなって フーリエ解析 フーリエ級数展開 三角関数をベクトルと見る時、その内積は0であり、直交するといえる。また、ノルムは√π。これを利用して周期関数を三角関数の無限個の線型和で表そうと言うの…

極座標のラプラシアンを円筒座標経由で出しましたよって話

上手くやると対応関係が見えてきて若干や早かったりする が、それでもツライさんなのだ

扇形円盤の重心の座標(個人用)

(1)長さLの細くて一様な針金を半径Rの円弧状に曲げる。円の中心に原点、針金の中心をX軸が貫くように定める時、重心の座標を求めよ。 (2)この結果を用いて、一様な扇形円盤の重心の座標を求めよ。 物理の積分は文章題感あるよね。積分難しい!

志賀浩二『ベクトル解析30講』の個人的まとめ

第1講 物理の発展の中で生まれた向きと大きさを持つ量であるベクトルは、和とスカラー倍のみの線型性のみが注目され、抽象数学の中に取り込まれた。この性質を持つ数学的対象である「ベクトル空間」から話を始めることとしよう。 第2講 ベクトル空間の公理は加…

田島一郎 近藤次郎共編『改訂 工科の数学④ 複素関数』の個人的まとめ

(せーびちゅー) 1,複素平面 複素平面の諸性質やR^2との対応を学ぶ。境界点や連結の概念に注意。複素平面に原点で接するような(0,0,1/2)中心直径1の球面Rと有限複素平面Cに無限遠点を加えた広義複素平面との1対1対応を考えることができ、この球面を複素球面な…