(整備中)
要約
スサノオはなぜ荒ぶるのか
スサノオのあり方は、温厚な日本人的ではない。
レヴィ・ストロース「日本神話は、歴史と融合している」
新井白石「神は人なり」
スサノオ神話を、『人の歴史』 に書き直すのが目的だ。
第一章 異質な存在、スサノオの正体
スサノオは朝鮮ではなく西方に由来を持つ外来の神様だ。
(夜の世界、<夜の食国>)
スサノオが鼻を清めた時に生まれたというのは、日本書紀では異伝である。
日本書紀の多くの書ではスサノオはイザナギから根の国に追放された。
太陽と月から考えると、スサノオは「星の神」になるはずだ。
四方拝は北辰(北斗七星)を拝む行事という説もある。天皇家にも北斗信仰があるのだ。スサノオが星の神になる可能性もあっただろう。
東洋では金星は尊いものとされていた。(西洋はルシファー)
スサノオの所在や、出自はハッキリしていない。
イザナギに反抗する様子はまさしく「悪魔的な」書かれ方であり、善悪二元論の悪として語られている。これは、(どんな行動も善とされる)ほかの神々とは明らかに異なる。
つまり、日本の神ではないのではないか。
スサノオは別の人種ではないか。スサノオは、ツクヨミとアマテラスとは別の出自ではないか。
高天原は実在した日高見国(関東から東北)の反映ではないか。
アマテラス、ツクヨミとスサノオはイザナギから生まれた腹違いの兄弟?スサノオの母は帰化人。
ギリシア神話と日本神話の類似から、「神話が生成される前の日本列島に、ギリシア神話を知る者がやってきていた」という現実が推測できる。
第二章 スサノオはどこから来たのか
スサノオの「スサ」とは何だろうか。この言葉の分析は日本語や漢語朝鮮語といった近隣諸国の言葉だけを用いても無意味だ。
人物埴輪には、ユダヤ人と思わしきものが幾つかある。ユダヤ人は日本人に非常に早く同化していたのだ。
スサ=素戔=建国の基となる残りの者=イスラエルから逃れてきた残りの民
イスラエルの民にとって、「残りの民」は極めて重要な概念であり、神話の中に含まれてもおかしくない。
「スサ」…海カモメ、チャリオット、とても素早いの意
「ノハァ」…新たな土地を得る、安息の地にたどり着く
(スサノオとイザヤの子の間に関連がある可能性)
(ツクヨミは「岩なる神の救いが成し遂げられる」)
記紀神話と聖書は対応するかもしれない。
旧約聖書には「みずら」への言及がある。これはスサノオがクシナダを櫛に変えて自らのみずらに挿したことと繋がる。また、アマテラスも高天原に向かうスサノオに対し、みずらを結って対処しようとする。
シルクロード付近にみずらの痕跡が多いのもその証拠だ。